弊協同組合員工場が製造及び納入するレディーミクストコンクリートは「日本産業規格JIS A 5308」に基づいて品質管理をしております。しかしながら、コンクリートの受入検査に単位水量推定試験を行う現場が増えております。スランプ、空気量等のJISで規定されている試験結果が合格しているにもかかわらず「単位水量推定試験」が購入者様の定める管理基準の範囲を超えたことにより不合格品として扱われ、持ち帰らされる事例が多く発生しております。
つきましては、「日本産業規格JIS A 5308」に規定されていない「単位水量推定試験」での管理基準値を超えたことを理由に持ち帰ることとなった場合は、お客様都合による戻りコンクリートとして扱わせて頂き、商品代と契約取消料の 両方をご負担いただくことをご了承いただきたく存じます。
何卒ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
[参考]
国土交通省大臣官房技術調査課の報告では、「単位水量の増減によるスランプ量の変化を単位水量とスランプ間の傾向より求めると、仮に配合設計時の単位水量を175kg/㎥とすると、管理値±15kg/mではスランプ量は7cm程度、指示値±20 kg/ m ではスランプ量は9. 5cm程度の目で見てわかる大きな変化を示すことになる。」と記載されている。